人間関係がうまくいかない、恋愛が長続きしない、孤独を感じる……
これらの悩みを抱えている方は、回避型愛着障害かもしれません。
回避型愛着障害は、幼少期の親子間で愛着形成に問題があったため、人と親密な関係を持つことが苦手な心の状態です。
人との関係を避けたり、維持することが難しいと感じています。
ですが、これらは自分を守るための心の作用でしかありません。
回避型愛着障害を克服することで、人とのつながりを深め、充実した人生を送ることができます。
克服するには自分自身の思考や行動を客観的に見つめ、過去の経験を振り返ることが必要となってきます。
また、信頼できる人との関係を築くことや、カウンセリングや治療を受けることで、自己理解や人との関係構築ができるようになります。
この記事では、
・そもそも回避型愛着障害とはなにか？
・愛着とはなにか？
・改善のための３ステップ
これらついて解説します。
回避型愛着障害に悩んでいる方や、人とのつながりを深めたい方は必見です。
1.今回のポイント
・回避型愛着障害は、子どもの頃の親との愛着形成に問題があったために、人との親密な関係を持つことが苦手な心の状態。
・自分自身の思考や行動を客観的に見つめ、過去の経験を振り返ることが大事。
・信頼できる人との関係を築くことや、カウンセリングや治療を受けることで、回避型愛着障害は克服できる。
この記事を書いている私のかんたんな自己紹介をしますと・・・
裕太
【20年来のアダルトチルドレン・愛着障害・HSPの生きづらさを克服】
現在はナチュラル自己実現カウンセラーとして、主にアダルトチルドレン・愛着障害・HSPの方に向けて生きづらさを克服するカウンセリングとコーチングを提供しています。
生きづらさの克服は言うまでもなく、更に本来の素質を活かした自己実現までをワンストップでサポートしています。
私自身は生きづらさの克服のために、期間にして5年・400万円以上かけてNLP、カウンセリング、コーチングを学んできました。
それぞれの失敗、成功の試行錯誤を繰り返しており、何をどのように使えば良いのか肌感覚で理解していると自負しています。
2.この記事を読むとわかること
今回の記事では、「回避型愛着障害」について解説します。
この記事を読むことで、
・回避型愛着障害についての理解が深まり、自分自身や周囲の人との関係においてなぜ問題が起こるのか理解できるようになり、ストレスが激減する。
・具体的な行動方法がわかり、自分で対処することができるようになる。
・克服するための３ステップに取り組むことで、健全な愛着スタイルを身につけ、より充実した人間関係を築くことができるようになる。
回避型愛着障害について知ることは、自己理解や他者との関係構築に役立ちます。
また、現代社会において、回避的な行動をとる人が増加傾向にあり、社会問題にもなっています。
厚生労働省によると、2019年における全ての心の病のうち、一番多かったのが「不安障害」であり、回避型愛着障害は不安障害の原因の一つとして挙げられます
（出典: 厚生労働省「平成31年（2019年）の生涯現代化調査結果概要」）。
3.そもそも回避型愛着障害ってなに？
回避型愛着障害とは、幼少期に親との愛着形成が不安定であったため、無意識に他人との関係を回避してしまい、信頼できる関係を築くことが難しいとされる心理的な障害です。
回避型愛着障害の人は、親密な関係を持つことを望みながらも、自己保全のために距離を置いてしまう傾向があります。
回避型愛着障害の人は、以下のような行動や思考が見られることがあります。
・相手との親密さや深いつながりを避ける
・他人と一緒にいることが苦手
・自分の感情を表現することを避ける
・自己主張が弱く、他人に合わせる傾向がある
※愛着形成について
子どもが親との関係性によって安心感や信頼感を得ることによって形成される情緒的な絆のこと。
子どもは、親から安心感や安全を与えられることによって、愛着を形成します。
・安全な愛着形成
適切な一定の距離感、無条件の愛情
・不安定な愛着形成
距離感がまばら、条件付きの愛情
・固着的な愛着形成
距離感が近すぎる、支配的
回避型愛着障害については、診断が難しく、また治療法も確立されていないため、批判的な意見も存在します。しかし、回避型愛着障害の人が多い現代社会において、この問題に目を向け、理解を深めることは必要だと考えます。
4.改善への3ステップ
回避型愛着障害を改善するための３つのステップは以下の通りです。
まずは自分自身の回避型愛着障害について正確に理解し、自己認識を高めることが大切です。
具体的には自分の感情を日記に書いてみることをおすすめします。
感情や思考を客観的に見ることで、自分自身のパターンに気づきやすくなります。
回避型愛着障害を持つ人は、過去の経験から愛着を育むことが苦手です。
しかし、愛着を育むことができるようになると、人間関係を円滑にすることができます。
愛着を育むためには、まずは自分自身を愛することから始めましょう。
具体的には、自分自身に対して肯定的なメッセージを送ることが大切です。
回避型愛着障害は、自分だけで克服することが難しい場合があります。
そもそもが対人関係からきている問題だからです。
専門家のサポートを受けることで、自分自身の問題点を客観的に見つめ直し、新しい行動パターンを身につけることができます。
心理療法やカウンセリングなどを受けることをお勧めします。
5.まとめ
回避型愛着障害について知ることは、自己理解や人との関係構築に役立ちます。
あなたが他人と親密な関係を避けてしまうのは、自分を守るためにほかなりません。
自分を責める必要はないのです。
そして、自己理解を深めることや信頼できる人との関係を築くこと、場合によってはカウンセリングを受けることが大切となります。
あなた自身の心の健康に配慮することに意識を向けてみてくださいね。
そして、変化を起こすために一番大事なことは、あなた自身がどういう人間でありたいかを具体的に描くことです。
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7.よくある質問
回避型愛着障害は、自己保全のために親密な関係を避け、孤独を好むなどの特徴があり、愛着の形成に問題がある心の状態のことです。
自己診断をするためには、自分自身の思考や行動を客観的に見つめ、過去の経験を振り返ることが必要です。
例えば、人と親密になるのを避けたり、関係を維持することが難しいと感じるなどの特徴がある場合は、回避型愛着障害に該当する可能性があります。
回避型愛着障害を克服するためには、自己診断を行うことや信頼できる人との関係を築くことが大切です。
また、カウンセリングや治療を受けることで、自己理解や人との関係構築ができるようになります。
